僕の基本的な行動原理は
- 自分の利益になる行動しかしない
- 誰かの役に立とうなどとは一切思っていない
- 自分のやりたいこと以外はやらない
以上三点
こう考えるようになってから、急に生きるのが楽になって、引きこもりから脱出できたので、
勝手にこの行動原理を
超利己主義
と僕は呼んでいます。
過剰に他人を気にして引きこもるよりも全てを自分中心に考えた方が生きやすいだろうと。
徹底的に自分本位に生きると決めた
引きこもり時代
理系の大学だと4回生になると研究室に配属されて、卒業研究をして卒論を書いて卒業というのが一般的なスキームなので、僕も4回生で研究室に配属され、研究をしていました。
当時は研究者志望だったので、大学院に進学して博士号まで取るつもりでいました。
引きこもりの原因
院試に合格して、卒論も無事にパスして、さぁ、これからだという矢先にウツで引きこもってしまいました。
人間との会話が苦手で、研究室のメンバーとうまくコミュニケーションが取れずに孤立していたのが引きこもった主な原因です。
コミュニケーション不全
当時はハッキリと自覚はしていなかったのだけど、おそらく自分の意見を主張できないことだったと思います。
田舎(村社会)では「自分の意見を主張する=悪」なので、自分の意見をハッキリ言わない癖が自然についてしまっていたんだろうと推測しています。
研究というのは互いに自分の意見を戦わせて、進んでいくものだから、自分の意見を主張しなければ、そもそも議論が進まない。
多分、他のメンバーには僕が何を考えているのか分からなかっただろう。
当時の僕はこれを言ったら周囲にどう思われるだろうと考えてしまうので、会話に入れなかった。
入れたとしてもワンテンポ遅れてしまう。
そんな感じで他のメンバーからは話の通じないヤツだと思われていたんじゃないかと思う。
作家森博嗣との出会い
引きこもっていた間は古本屋で本を買ってひたすら読んでいた。
森博嗣は自分ではマイナなミステリ作家だと言っているが、小説がドラマ化されたり、映画化されたりしたこともあるので、知ってる方もいるのではないかと思う。
引きこもっている時は小説が面白くて貪るように彼の小説を読んでいた。
時間はいくらでもあったので。
その彼がこんなことを言っていた
小説は趣味に使うお金が欲しかったから書き始めた。
他人に優しくするのも自分のため。
他人に優しくするとで相手が自分にも優しくしてくれるから、他人にも優しくする。
その考えは
金を稼ぐ=悪
金を使う=悪
人に優しくする=義務
という価値観のど田舎に育った僕にとっては衝撃でした。
なんだ、自分のことだけ考えて生きて良いのかと。
他人のことを考えたとしても、他人は自分ではないので、自分ほど思い通りにはならない。
なら自分のためだけに行動した方が良い。
自分もなかなか自分の思い通りにはならないですが・・・。大事なことを忘れたり、気をつけていたはずが間違えたり、病気になったり。
金儲け=正義
自分のやりたいことのために小説を書いて対価としてお金を得ている
森博嗣は目的は金儲けかもしれないけど、結果として僕のような多くの人を楽しませているのだから、金儲けいいじゃん、最高じゃんと思ったわけです。
自分のために行動することが結果として、人のためになることもある、と。
二種類の幸福
僕は人間の幸福には大きく分けて二種類があると考えています。
- 自己成長
- 他者貢献
の2つです。
科学的な根拠はこちらの動画で説明しています。
ヒトが幸福感を得られるものの中には”他者貢献”も含まれています。
つまり、他者の為に何かをする事は、最終的に自分の幸福につながっているということです。
全ては自分の選択
引きこもっていた時は死にたいくらいに鬱だった。
何度も死にたいと思った。
でも、結局死ななかった。
それは僕が死なないという選択をしたからだ。
これも森博嗣の小説の中に出てきた言葉なんですが
自死を考えることは人の尊厳の一部
考えても死なないことに価値があるのではないか
自分で選択したということ。
その意識が重要。
「そこには”自殺”という選択肢もあったけど、そちらではなくて”生きる”という選択をした」という意識がある。
その意識があるから生きることに意味が見いだせる。
自分で生きると決めたんだからやるしかない
と思える。
今は自分で死ななくても病気で死にそうですが(笑)
全ては自己の幸福のため
金儲けは正義とか言いつつ、今はアルベイズというほとんど儲からない幹細胞美容ブランドをやってるわけですが。。。
未だに社員は無報酬で働いている状態で、報酬が出せるようになるにはあと1,2年はかかりそうです。
それでもなぜやっているのかというと
やりたいから
それ以上の理由が特に思い当たりません。
アルベイズは僕にとって根源的欲求を満たしてくれる最高のものです。
製品開発=自己成長
顧客サポート=他者貢献
の両方を満たしているので。
むしろ、自分の欲望の全てを叶えるためにアルベイズを立ち上げたと言っても過言ではありません。