コラーゲンに美容効果はない!?

どうも、こんにちは。

今年は一旦医学部受験を諦めて、スカルプエッセンス発売へ向けて邁進中の幹細胞番長です。

さぁ、発売とクラファンの準備だ!と思っていたら、取引先待ちの部分が多く、結局、勉強したり、公式サイトの改修をしたりしているのが、現状です・・・。

でも先週末に見積もりが来たので、ようやく進みそうです。

 

このところ美容情報に関して何も書いていなかったので、今回はコラーゲンの話をしようと思います。

幹細胞番長

もはや、美容のブログだと思ってる人は少ないかもしれませんが。

コラーゲンとは?

コラーゲンは弾力のある分子(タンパク質)で、肌(真皮)だけでなく、骨や腱、軟骨などにも多く含まれています。

肌を指で押し込んだときに感じる弾力は主にコラーゲンによるものです。

なので、コラーゲンが減っくると肌に弾力がなくなり、たるんだり、シワになったりします。

コラーゲンの吸収

コラーゲンは肌に良いというイメージがあるかもしれませんが、実はコラーゲンを食事で摂っても直接吸収されて、肌(真皮)のコラーゲンになるわけではありません。

コラーゲンは巨大なタンパク質の複合体なので、分子量が大きすぎて直接吸収はできません。

なので、一度消化してタンパク質の構成単位であるアミノ酸やペプチドまで吸収されます。

そのため、コラーゲンでも他のタンパク質でも結局、同じ事だから、コラーゲンに特別な美容効果はない、と言われています。

塗るコラーゲン

肌からも当然吸収されないので、美容液に入っているコラーゲンには何の意味もありません。

幹細胞番長

同じく高分子のヒアルロン酸も肌に浸透する事はありませんが、保水力が高いので、肌表面の保湿はしてくれます。

最近の研究成果

タンパク質の吸収について、最近、

最小構成単位のアミノ酸に分解されることの方が稀で、アミノ酸数個が結合したペプチドの状態で吸収されている

ということが分かってきました。

実際には完全にバラバラして1からタンパク質を作るのではなく、途中まで組み上がった部品からタンパク質を作っているということです。

つまり、コラーゲンを消化吸収した場合は、コラーゲンの部品となるペプチドが体内に増えるということなので、コラーゲンの合成が容易になると考えられます。

医療現場での活用

このコラーゲンを利用した治療も既に行われていて、骨折や床ずれ、火傷など修復に大量のコラーゲンが必要になる怪我はコラーゲンペプチドを摂る事で治りが早くなることが分かっています。

コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを酵素などで処理することで、消化後のペプチドの状態にしたものです。

幹細胞番長

残念ながら、コラーゲンそのものを接種することで、怪我の治りが早くなるという報告はないですが、理論上は治りが早くなるのではないかと考えています。

膝故障中

バランスボールをトランポリン代わりにして、飛び跳ねるという運動をここ3ヶ月ほど毎朝続けてやってるんですが、3ヶ月目にして膝が痛くなってきました。

幹細胞番長

若い頃は「膝が痛い」と祖父母が言ってるのをそういう不思議な事もあるのかと思いながら聞いていたのを思い出して、自分が若くなくなったことを実感しました。

つまり、ちょうどいい被験者がここにいます。

これからしばらく高コラーゲン食を試してみようと思います。

体感が全て

僕は化粧品にしてもサプリにしても、自分で試してみて体感があるかどうかが一番重要だと思っています。

体質も生活習慣も人それぞれなので、一般にすごく良いと言われている高価なサプリや化粧品も合わなければ、効果を感じられません。

そういう場合は、他のものを試してみて効果が体感できるものを探した方がいいです。

人体実験マニアとして色んなサプリを試してきました

  • タウリン
  • カルニチン
  • α-リポ酸
  • 自己乳化型コエンザイムQ10
  • ビタミンC
  • 活性型ビタミンB
  • 等々

最近までボトルに書いてある推奨量を毎日摂っていたんですが、先々月試しに活性型ビタミンBを推奨量の倍量飲んでみたら、その後、急に頭がスッキリしたので、それ以来倍量で飲んでます(ビタミンBは脳の疲労回復を助けると言われています)。

ビタミンBは水溶性なので、過剰量は速やかに尿中に排出されます。

水溶性のものは過剰量飲んでもすぐに排出されるので、比較的安全です。

ということで、水溶性のタウリン、カルニチン、コエンザイムQ10、ビタミンCはそれぞれ倍量を試してみたのですが、あまり違いを感じなかったので、すぐやめました。

脂溶性ビタミンのビタミンEなどは体内に蓄積されるので過剰量の摂取は止めておきましょう。

ちなみに、ビタミンの疲労回復効果などは科学的にはよく分かっていない部分が多いです。

僕がビタミンBで頭がスッキリしたのも何かしらの反応が起こって、脳疲労が回復したのか、ただのプラセボ効果だったのかは分かりません。

当人が調子良いなら、プラセボ効果でもいいじゃない

ばんちょ

もちろん科学的なエビデンスがあるのが一番良いですが、上のビタミンの例のようによく分かってないものも多いですし、後から定説がひっくり返ることもあるので。

そういった事情で僕も昔ほど「エビデンス!エビデンス!」言わなくなりました。

余談

医薬品に関しては体感がなくてもちゃんと効いてることが多いので、医師の指示通りに使用するのが一番です。

約2年抗がん剤を飲んでましたが、効いてるかどうかなんて体感では分かりません。

幹細胞番長

クール中は便秘にはなりましたが、それはただの副作用なので。

MRIを撮って腫瘍のサイズを確認しないと効いてるのかどうかは分かりません。

ゼラチン≒コラーゲン

ゼラチンはゼリーを作った事のある方はご存知でしょう。

熱湯に溶かして、冷やすと固まる白い粉です。

ゼラチンはコラーゲンから作られています。

コラーゲンを加熱すると、絡まり合っているコラーゲン分子がほどけて、水に溶けるようになります。

そして、冷えると再度、分子が絡まり合い固まります。

この性質を利用して作る料理がゼリーや煮こごりです。

この写真は牛すじを圧力鍋で煮込んで、冷蔵庫で冷やしたものです。

たいていこの後は牛すじカレーになります。

牛すじは臭いがキツいので普通、下茹でして煮汁は捨てますが、この煮汁にはゼラチン(≒コラーゲン)が大量に含まれているので、捨てるのは勿体ないです。

その点、カレーであればスパイスで臭いは分からなくなるので、僕はいつも水の代わりに牛すじの煮汁を加えています。

冷やすと浮いていた脂が固まるので、いつもこの脂を除いてから使っています。

この脂をそのままにしておくとギトギトになって美味しくないし、カロリー的にもえらいことになるので。

幹細胞番長

冬なら、外においておけば勝手に固まるんですが、夏は冷蔵庫に入れないと固まらないのでちょっと面倒です

コラーゲンよりまずはタンパク質

人間の体(細胞)の構造はほぼタンパク質と脂質でできています。

この2つを除いてしまうと、人間はもはやただの水です。

コラーゲンは結局のところ、タンパク質です。

コラーゲンペプチドからコラーゲンを合成した方が効率が良いということは分かっていますが、アミノ酸からでも合成はできます。

そして、生体にはコラーゲン以外にも重要なタンパク質がたくさんあります。

 

美容に関連するところで言えば

肌(表皮)と髪はほとんどがケラチンというタンパク質でできています。

ケラチンを合成するためのタンパク質(アミノ酸)が不足すると、肌は荒れやすくなりますし、髪の毛も細く抜けやすくなります。

髪に関しては以前、相談を受けた際、プロテインを試してもらったところ、飲み始めてから状態は劇的に改善されたという報告をいただきました。

特に日常的にスポーツをされている方は筋肉の修復にアミノ酸が使われるため、肌や髪に回すアミノ酸が不足し、肌荒れや抜け毛に悩まれている方が少なくないようです。

幹細胞番長

運動とタンパク質はセットにしないと、美と健康のための運動が逆効果になってしまう可能性もあります。

紫外線とコラーゲン

紫外線が肌に良くないというのは美容意識の高い読者諸兄はご存知のことでしょう。

実際、紫外線の中でも比較的波長が長いUVAは肌の奥の真皮層まで届いて、そこにあるコラーゲンやエラスチンなど肌の弾力を保っている生体分子を破壊します。

さらに弾力分子を生成する線維芽細胞を傷つけ、弾力分子の生産能力自体を下げてしまいます。

肌の老化の原因の8割は紫外線だと言われています。

その証拠に紫外線を滅多に浴びない内ももや脇にはほとんどシミやシワはできません。

夏の日中は特に紫外線が強いので、日焼け止めなどの対策は入念にやりましょう。

冬場は夏に比べると紫外線は弱くなりますが、それでもゼロになるわけではないので、対策を怠らないように。

まとめ

  1. コラーゲンを分解したコラーゲンペプチドは怪我の治りを早くする効果がある
  2. コラーゲンの摂取は体内のコラーゲン増産に効果があるかも
  3. そもそものタンパク質が不足していると問題が起こりやすい

コラーゲンに限らず、タンパク質は重要な栄養素です。

経験上、肌や髪のトラブルで悩んでいる方はタンパク質が不足していることが多いです。

特に運動していない人の場合、1日に摂取が必要なタンパク質は

体重(kg)×0.8g

程度だと言われているので、目安にしてみてください。

幹細胞番長

日常的に運動している方の場合はこの倍程度必要なので、気をつけてください。

そんなに肉ばっかり食べれないよという方にはプロテインがおすすめです。

最近のものは安価で味もそこそこなので、続けやすいのではないかと思います。

 

P.S. TOEFL受験できず

医学部学士編入試験では最近、TOEICやTOEFLなどの外部の英語試験のスコアの提出を義務付ける大学が増えてきていて、受験予定だった長崎、琉球が両方必須だったので、7月初旬にTOEFLを受けようとしました。

TOEICの方が簡単だと聞いてはいたんですが、TOEICは会場受験が必須で、次の実施日に受けてもスコアが出願に間に合わないので選択できず。

自宅受験でも正式スコアとして認められるTOEFL一択でした。

しかし

試験が開始した瞬間に強制終了になってしまいました。

TOEFLは自宅受験でもカンニングできないように、オンラインで監督管がついて、専用のアプリで受験しないといけません。

どうやらPCのバックグラウンドで動いてたアプリが不正だとみなされたようです。

カンニングしようとしていたわけではなく、アプリが動いていることに気づいていませんでした。

本番に向けて準備してきて、受験すらできないのにはさすがに萎えました。

(不正行為あつかいなので受験料の$250も返ってきません。)

この件でTOEFLが嫌になったので、次はTOEICを受ける事にしました。

TOEICはスマホアプリでも勉強できるので、毎日ちまちま勉強してます。

アプリの予測スコアでは足切りラインの600点は超えられそうです。

ではでは。